二重整形後の仕上がりに違和感があり納得できない場合があります。これは医師の技量不足や患者と医師との基準の違いなどが原因で起こります。この場合二重整形はやり直しや修正を行うことができるのでしょうか?
そこで今回はそんな二重整形のやり直し修正について詳しく紹介していきます。
二重整形はやり直しができる?
二重整形は、やり直しをすることはできます。それぞれ完璧に修正ができる訳ではなくできない場合もあります。またやり直すよりも別の手術を行った方が修正効果が高い場合もあります。
埋没法の場合
埋没法は、まぶたに医療用の糸を挿入し留めることで理想の二重をつくることができる施術方法です。そのためこの糸を抜糸することで元の目元に戻すことが可能です。その後、再度やり直すことも可能のため修正効果が高い施術方法と言えます。
しかし何度でもやり直しができる訳ではありません。繰り返し埋没法を行うとまぶたに抜糸で取り出せなかった糸(埋没法の糸は取り出さないという前提で行われているため、完全に除去するにはまぶたを切開する必要があります)が溜まり、施術の妨げになることがあります。
また施術でのダメージもまぶたに蓄積していき修正の難易度が高くなります。
こういった点から、埋没法が行える回数は最高で3~4回とされています。
切開法の場合
切開法は、メスを使用してまぶたの余分皮膚と脂肪を除去した後に縫合して理想な二重を作れる手術方法です。切開法も手術をやり直すことは可能ですが、「幅を広げてほしい」「元の目元に戻してほしい」といった微調整は行うことは難しいとされています。
切開法の修正手術は、さらに皮膚を切除することでバランスを整えることしかできません。切開法は、まぶたの余分な皮膚をほとんど切除するため、皮膚部分を戻す手術は皮膚が再生しない限り行うことは不可能なのです。
二重整形で修正をするケース
①不自然な仕上がりになる
左右差が生じる、幅が広すぎる・狭すぎる、納得のいく仕上がりになってないと言った不自然な仕上がりだった場合は、修正をする必要があります。
②糸がほどける
埋没法の糸は、なんらかの原因で日常生活の中、急に切れる場合があります。その場合、放置してしまうと視力低下などの眼球トラブルや感染症に繋がる可能性もあるため、クリニックでの修正が必要です。
③まぶたと眼球に違和感がある
挿入していた糸、または縫合していた糸がまぶたの裏側に露出した場合、眼球に当たり違和感の原因になります。このような事態を放置した場合、違和感から痛みに変わり最悪失明する恐れがあります。この糸の処理も自身ではできないため、クリニックでの修正が必要になってきます。
二重整形の修正には費用がかかる場合もある
不自然な仕上がりを修正したい場合に、別途費用が発生することがあります。こうした修正手術は一度目の手術よりも難易度が高いため費用が発生してしまうのです。
また、その際に手術ミスが原因で修正を検討している場合は他院で修正することができます。この場合注意点として担当したクリニックで修正を行う場合よりも費用が高くなることがあります。これは、各クリニックで行う術式の方法が異なることで、修正手術の難易度がさらに高くなることが理由です。
二重整形の修正を行うにはある程度の期間が必要
二重整形の修正は直ぐに行えるものではありません。術後数日は腫れや内出血の症状が大きくでているため直ぐに行うとこれらが手術の妨げになり納得のいく仕上がりにならない場合があります。
そのため再手術は最低でも1ヵ月以上空けてから行うようにして下さい。腫れや内出血が悪化して長引いている場合は、2ヶ月ほど空ける場合もあります。
デメリット
修正手術を行う際のデメリットとして一回目よりも手術難易度が上がっています。これは、まぶたの状態や蓄積したダメージなどが関係しています。
二重整形の修正時に注意するポイント
➀医師の選択
修正時の手術は難易度が高くなると前述しましたが、技量不足の医師が担当した場合、この修正手術も失敗してしまう可能性が高くなります。
そうした点を踏まえて、修正は技量が高い医師の下で手術を行いましょう。そうした医師の判断基準は、症例数や症例写真、形成外科の専門医資格などが参考になります。
②念入りなカウンセリング
カウンセリングを怠ると医師との仕上がりのイメージを共有できない場合があります。イメージの共有ができないと不自然な仕上がりになる恐れがあるため、担当医と納得いくまで時間をかけてカウンセリングを行いましょう。
③しっかりしたイメージを持つ
念入りにカウンセリングを行う前に仕上がりのイメージを言葉で説明できるぐらい具体的にしましょう。具体的にしておけば担当医とのイメージの共有もしやすくカウンセリングを円滑に進めることが可能です。
二重整形での修正でお悩みの方はまずカウンセリングから
二重整形について気になることがある場合はまずクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。細かい説明は状態や仕上がりの様子を見てからでないとわからないので、実際に行って見てもらうことが一番です。
事前に口コミや評判だけでなく、症例や資格などを見て信頼できそうな医師かどうかを確認しておくといいでしょう。