二重整形は、まぶたが腫れぼったい、タレ目、一重などの目に関するコンプレックスを短期間で解消してくれる魅力的な整形法です。しかし、二重整形には、元に戻ってしまうリスクがあると言われています。
今回はそんな二重整形が戻ってしまう原因や対処法などについて詳しく紹介していきます。
二重整形とは
二重整形とは、まぶたの幅や厚みを整形することにより、理想の二重をつくる手術法です。そんな二重整形には、2種類の術式があります。自身のまぶたの状態やデザインの希望、予算などの兼ね合いでどちらかの方法を選択する必要があります。
・埋没法
埋没法は、糸をまぶたに挿入し二重ラインができる箇所を留めることで理想の二重をつくる術式です。切開を伴わないため手術時間やダウンタイムは短く、身体への負担は少ない方法のため、手軽に受けやすい施術といえます。
手術時間は5~20分で、ダウンタイムは腫れや内出血が4~5日(軽い腫れが残る場合、2週間)程度かかることがあります。
・切開法
切開法は、余分な皮膚と脂肪を切開で取り除くことで理想の二重をつくる手術法です。切開を行うため身体への負担は大きいですが、埋没法よりも仕上がりの自由度が高いです。そのためまぶたの厚い方には向いている手術法です。
手術時間は、30~40分、ダウンタイムは、埋没法と同様に腫れや内出血が現れますが、2週間程度(軽い腫れがある場合、1ヵ月程)で落ち着いていきます。
切開を伴うため抜糸が必要になり、術後5~7日後に通院してください。
二重整形は元に戻ることはある?
二重整形は元に戻ることがあります。特に埋没法は、糸でまぶたを留めて二重を形成しているので糸が切れてしまうと必ず戻ります。
一方、切開法は、余分な皮膚を切除するので一度行えば半永久的に戻らないのですが、まれになんらかの原因で元に戻る場合があるので注意が必要です。
二重整形の術後に元に戻ってしまう原因
・埋没法
①患部に強い刺激を与える
激しい運動や洗顔の時や花粉症の痒みなどで目をごしごしするなど、患部に強い刺激を与えると糸が切れてしまうことがあります。糸が切れると二重を形成してた留めの箇所がなくなるので二重が元に戻ってしまいます。
これは、手術を終えた直後から起きてしまう可能性があるため、患部に負荷がかかる行為は極力避けてください。
②加齢による身体の変化
年を重ねることで食生活や環境変化などにより、体格は変わっていきます。その影響で生活リズムが悪くなり、顔のむくみやたるみも増えていきます。結果、まぶたが重くなり、糸が重みに耐えきれなることで糸が切れて元の目元に戻ってしまいます。
・切開法
①患部を過剰に触れる
手術を終えた後、癒着が進んでおらず、その時に患部に触れると傷口が開いたり、縫合の糸が緩んだりすることが原因となって、二重の幅やラインが徐々に薄くなり元に戻る場合があります。
②加齢による身体の変化
加齢による影響や食生活、周りの環境変化で身体は日々変わっていきます。その結果、まぶたに再び厚みが生まれて余分な皮膚と脂肪が戻ってきます。
それにより二重は徐々に薄くなり、自然と元に戻ってしまいます。
③医師の技量不足
技量不足な医師の下で手術を行うと、切開する皮膚量や除去する脂肪の量が適切ではなく経過の段階で二重にならなかったり、徐々に二重ラインがなくなっていったりする場合があります。
二重整形の術後に元に戻らないようにするポイントは?
①患部には触れない
患部への接触をなるべく控えてください。ダウンタイムでの過剰な接触が原因で二重が戻る人はとても多いです。ダウンタイム後や患部が完治したとしても強い衝撃を与えるなどが原因となり簡単に傷口が開く場合などがあるので注意が必要です。
②技量が高い医師を選択する
二重整形が元に戻らないためにも技量が高い医師を選択することが重要です。技量不足な医師の下で手術を行うことは元に戻るリスクが非常に高いとされています。
技術力が高い医師の判断基準として、その医師の症例数や専門資格を取得しているかなどが参考になります。また事前に行うカウンセリングを行う際の医師の印象なども判断材料となります。
二重整形の術後に元に戻ってしまった時の対処法
二重整形が元に戻ってしまった場合は、クリニックに相談しましょう。一度戻ってしまった二重ラインをセルフケアで戻すことはできないため、再度二重を作りたい場合はクリニックで再手術を行う必要があります。
埋没法には回数制限がある
また、埋没法は、3~4回行うとまぶたに糸が多く残ってしまい理想の仕上がりにするのが難しくなります。そのため3~4回埋没法を行っている人は、切開法を行った方がより希望通りの仕上がりになる場合もあります。
二重整形を検討している方でお悩みのある人はまずカウンセリングから
二重整形について気になることがある場合はまずクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。細かい説明は状態や仕上がりの様子を見てからでないとわからないので、実際に行って見てもらうことが一番です。
事前に口コミや評判だけでなく、症例や資格などを見て信頼できそうな医師かどうかを確認しておくといいでしょう。