プチ整形という言葉からも分かるように整形のハードルは近年大きく下がってきており、手軽に施術を受けられるようになってきました。もしかしたら学生の方でも夏休みや冬休みを利用して二重整形を受けてみたいという人は少なくないかもしれません。
しかし、ハードルが下がっているとはいえ二重整形も手術の一つです。中学生でも受けることは可能なのでしょうか。
ここでは中学生が二重整形を受けられるのか、その際に必要なものや注意するべき点について詳しく紹介していきます。
二重整形とは
二重整形とは文字通り二重を作るための手術です。手術の方法によって医療用の糸と針を用いた【埋没法】とメスによる切開をともなう【切開法】の2つに分けられます。
埋没法
埋没法は医療用の糸と針によってまぶたの内側を縫い留めて希望の二重を作ります。糸は抜糸をせずにまぶたの内側に埋没して残り続けます。
手術の時間が短く、身体にかかる負担が小さいためダウンタイムも短めです。
しかし、時間経過や刺激によって糸が切れると後戻りするリスクもあります。
切開法
切開法は希望の二重のライン上にメスを入れ、余分な皮膚や脂肪を切除して二重を作ります。
後戻りしづらく、様々な要望に合わせた二重をデザインできることが特徴です。
ただし切開をともなう手術のためダウンタイムは長めに確保する必要があり、一度手術をすると修正は難しいと言われています。
中学生が二重整形を受けるためには親権者の同意が必要
二重整形は中学生でも受けられます。ただし、親権者の同意を得た上で同意書を提出することが必要です。
基本的に親権者とは両親を指し、そのうちの1人に署名をもらわなければなりません。(もし何らかの理由で両親がいない場合は法が定める親権者の署名が必要)
また、もし複数の施術を検討している場合は、1つの施術に対して同意書も1枚ずつ必要になるため注意しましょう。
中学生が二重整形を受ける時に注意すべきことは?
①同意書だけではなく保護者の同伴が必要なクリニックがほとんど
同意書の提出の他に、実際に保護者の同伴を求めたり同意書に署名したかどうかを電話などで直接確認したりしているクリニックがほとんどです。
したがって、親権者の同意が得られなくても、勝手に同意書に署名をしたり代筆を頼んだりすることはやめましょう。
そんなことをしても施術を受けることはできませんし、仮に受けられたとしても術後に大きなトラブルを招く恐れがあります。
②当日に予定外の施術を受けることはできない
上でも述べたように施術1つに対して1枚ずつ同意書が必要です。もし施術当日に他の施術を同時に受けたいと思っても、事前に同意書が提出されていない場合は受けることができません。
もう一度同意書を提出すれば後日希望の施術を受けることは可能ですが、時間と手間が余計にかかってしまいます。そうならないために施術を受ける際は自分の要望をきちんと把握し、事前のカウンセリングはしっかり行いましょう。
③成長するにつれて術後のデザインが変わってしまう場合がある
中学生はまだ身体的には発展途上の状態です。そのため美容整形を受けても、顔の造形が変わってしまう可能性があります。その場合、整形した部位に違和感がでたり、整形した二重の形が変わったりすることも考えられます。
もし中学生で整形を考えている場合は、それが本当に必要なものなのか、今しなければならないものなのかを考え、周りの大人ともしっかり話し合ったうえで決断することが重要です。
④自分の名義で医療ローンを組めない
二重整形は自由診療と言われる保険が効かない医療行為です。そのため施術の費用は高額になります。
成人であれば医療ローンを組んで、分割で少しずつ支払うということも選択肢に入りますが、18歳未満の未成年の場合は自力でローンを組むことはできません。
もしローンを組む場合は自分の名義ではなく両親などに頼んで組んでもらう形になります。
二重整形を検討中ならまずはカウンセリングから
二重整形について気になることがある場合はまずクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。細かい説明は状態や仕上がりの様子を見てからでないとわからないので、実際に行って見てもらうことが一番です。
事前に口コミや評判だけでなく、症例や資格などを見て信頼できそうな医師かどうかを確認しておくといいでしょう。